2025年06月20日 もったいない運動
現在、当院では「もったいない運動」を推し進めています。
どういう運動かというと、簡単で、ちょっとしたことを持続的にやるだけで、心や身体が楽になるのに、やらないのは勿体ないというものです。
年齢や体格、体調などそれぞれですが、誰もがそれぞれにやった方がいい運動というものは存在します。
若さを取り戻すためのもの、機能を回復させるもの、機能を落とさないためのものから、脳や身体を成長させるものや、身体を弛緩させるものなど様々です。
難しい事をするわけではなく、ごくごく簡単なことを1日に数回行う。
ただこれを続けるだけです。
続ける事が一番大事な事です。
例えば足でいうと、
足は人間でいえば、立った時に地面と接する土台の部分になります。
土台が歪めば上の方はその何倍も歪みがひどくなります。
そのままだと不安定なため、関節や筋肉がバランスを取り安定させようとします。
最終的には全身を使ってバランスを取りますが、足の部分におこっていることを簡単に説明すれば、足首のぐらつきを足首の靱帯や、ふくらはぎの左右の筋肉の切り替えで抑え込もうとする。
本来であれば地面のからの反発を利用するはずが、ぐらつきを抑えるため逆に要らない力を使わされている。
土台がしっかりすれば、歪みを無理やり引き受けていた関節や筋肉が解放され、関節の可動や筋肉疲労などが軽減するかもしれません。
身内ネタではありますが、米寿の母が長い間訴えていた膝の稼働時の激しい痛みが無くなった例もあります。
高齢でも出来る簡単な事ですが、理にかなったことを実直に続ける事が一番大事です。
今回は土台の足底から足首までの事について説明させていただきましたが、全身で同じような事がいえます。
改善以外にも予防というものもあります。
お仕事や、勉強や部活で疲れることはしょうがないことですが、その心身の疲労で事故が起こってしまっては…。
簡単なことで事故は防げるものです。
年齢や体格、体質、体調などご本人さんの必要と要望に応じての提案になります。
試してみませんか?